【WT】縛って下さい！婦警様！【Br】

#1話 ページ2

それから僕は、暇があれば警察署を(気付かれないように)覗いて、Aさんがいたら、その日に落し物を届けて会えるようにした。



…案外、下を見てれば落し物ってすぐ見つかってしまうので、皆気をつけて欲しいものだ。



ん？何で名前を知っているのか…ってそりゃ、あの迷子の子の時に見たのと聞いたので分かっちゃったんだよね！！





「Aさ〜〜んっ、財布落ちてました〜！」



『…あ、ありがとうございます…』





Aさんは僕を見ると少し顔を顰めるものの、ちゃんと対応してくれるから好き！！



落し物を届けた後は、書類に記入しないといけないので、それを記入するのだが…




「…ねぇ〜、教えてくれないの…？」



『…だって貴方、分かってるはずでしょう…？



仕方ないですね、それではここに…』



「…は〜い



あ、ねぇAさん僕のあだ名知ってる〜？


ぶるーくって言うんだけどね〜、今度『早く書いてください』…はぁい」





僕が我儘を言うと、目の前に来てくれて、指を指しながら資料について教えてくれる。



ビジュも良いけど声もいいってどうなってんだろ？？ていうか胸中々…ヤバいこれは逮捕されるから辞めよ





『…はい、確かに受け取りました


今日もありがとうございます』



「…はぁ〜い」




皮肉を言われた気がしないでもないが、まぁ世間話ちょっとだけできたし満足！！！



…と思ったが





『…ぶるーく、さん？』



「……ぇ、っ……」



『はい、それではお気をつけて』





…そのまま、帰らされてしまった。





「〜〜っ、はぁぁぁ……」





無理、可愛すぎ。

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