#4話 ページ5
『…じゃあ琉九くん』
「…2人だけなのに…ぶるーくって呼んでくれないの?」
『…ぶるーくくん』
Aさんはしっかりしているが、僕の言うことをよく聞いてくれる優しい人だった。
…まぁ所々厳しいこと言ってくることもあるけど、間違ってないし可愛いから許せる範囲…
『じゃあ、これをまず…』
「あ、それ終わりました!」
『…え、あ、じゃあ次は…』
「それもさっきやっちゃいました」
『…』
「?」
Aさんは僕が先にやってしまった仕事の確認をしていたが、すごく難しい表情をしていた。
…え、僕もしかして先取りしすぎたかな…?
「あ、あの、A…さん?」
『…すごいね、ぶるーくくん!
こんなに速く正確に仕事出来るなんて…私、びっくりしちゃった…』
「…」
凄く、目をキラキラさせながら僕のことを褒めてくれた。
それからAさんは、何かリストのようなものをペラペラと捲りながら、僕に見せてきた。
『よしぶるーくくん、君は今から私の相棒ね!
さぁ、この仕事を今日中に全て終わらせるよ!まずは巡回から!着いて来なさい!』
「ぁう、ぇ、ちょ、Aさん速い!!!」
僕の能力に目を付けてくれたのか、本来はもう少し期間を設けて行う仕事を、"やり切ってしまおう"と言い出されてしまった。
僕よりも小さな手で引っ張られて、足もそれにつられて動いてしまった。
『…あ、手触るのって、パワハラとかセクハラになるかな…』
「え、僕は全然嬉しいので気にしないで下さい」
『…ふ、ふーん...』
「寧ろあなたに縛られてみたいというか」
『何言ってるの君』
「あっ」
小声で呟いたはずが、聞こえてしまったようだ。
……だ、大丈夫だよね、?僕セクハラで異動させられないよね、?流石に、うんうん…
『…』
「...あれAさん、顔赤くないですか?」
『う、うるさい、しっかりと見張ってなさい』
…Aさんとの
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aru。@低浮上(プロフ) - 黒狐さん» はわわありがとうございます!!!︎💕︎︎褒めて頂けて嬉しいです…天才だなんて、!!!次…!作れたら作れるように頑張ります、!! (5月1日 23時) (レス) id: b6ba47d0e8 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐 - 初コメ失礼します!この作品大好きです!!立場や関係性が面白かったです👮♀をテーマにするの天才すか?次も楽しみにしてます! (5月1日 21時) (レス) @page12 id: fb020f6fb3 (このIDを非表示/違反報告)
aru。(プロフ) - はまちさん» わ〜…!スマホお持ちになられたんですかね?コメント、ありがとうございます、嬉しいです…!このシリーズ、書くのも楽しいので…自分に出来るペースで頑張っていきます! (3月17日 13時) (レス) id: b6ba47d0e8 (このIDを非表示/違反報告)
はまち(プロフ) - knさんver見てたときは自分のスマホ無かったのでコメント出来なかったのですが本当にこのシリーズ大好きです!!!!!!無理されない程度に頑張ってくださいっ (3月17日 8時) (レス) @page3 id: c6a19fb5e2 (このIDを非表示/違反報告)
aru。(プロフ) - しらたま。さん» 見ていただけてとっても嬉しいです…!!こちらにも、応援ありがとうございます!!精一杯自分なりに努めますので!! (3月14日 7時) (レス) id: b6ba47d0e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aru。 | 作成日時:2024年3月12日 19時