二話 私の日常 ページ2
『おはようございます、お嬢様』
レイ「ウ〜ン…後ちょっとぉ…」
この人はいつもそうだ。朝は全っ然起きない…
面倒臭いったらありゃしない…
最終手段、使うか
『今日は許嫁様に会う日ですよ…』
レイ「…へ…?……ちょっっっと!!!先に言ってよぉ〜〜!!??」
『……はぁ…そうですか…』
レイ「もーー!!ほっんと無気力だよね〜!そういうところを見て雇ったんだけどね!!」
『…光栄です。』
そう言って急いで準備をするお嬢様。
…さっきまでだらしなく二度寝しようとしてたくせに。
毎回毎回私に文句を言いつつ、急に褒めたり、変な人だ
『おはようございます、許嫁様』
許嫁「あ、おはようございます!聞き係さん!」
『…なんでその呼び方なんですか……』
許嫁「レイさんからよく聞いてるからね。聞き係さん…いいなぁ、
そうだ!レイさんは僕のことなんて言ってるの…!?」
『契約があって詳しくは言えませんが…めっちゃくちゃ許嫁様のこと好きですよ、あの方。』
許嫁「エェ!!な、なんか恥ずかしいなぁ〜!!」
レイ「ちょ、A、言わないでよ。」
『……居たんですか。』
レイ「扱い雑くない…?あ、あと、ちょっと…その……」
『……あ、あぁじゃあ私は仕事でも…』
レイ「ええ、お願いね。頼りにしてるわ。」
いつも、こういう会話をする。
許嫁様と二人きりなりたい、という合図を出す
そして、お嬢様は私に「必ず頼りにしている」と言う。
得にこれといった感情が湧くわけではない。
…けど嬉しい、のかな?
こういうのを昔から考えたことがない。
???「あー!Aが嬉しそうな顔してる!」
『…こんにちは、らっだぁ様。』
この方はらっだぁ様、許嫁様の執事。
何かとちょっかいをかけてくる…少しうるさい人だ。
rd「やっほー!なんかいいことあった?」
『そんなこと、ないです。多分。』
rd「そっかぁー…、あ、今日は何する?」
『今日も仕事ですよ。』
rd「いつも通り真面目だなー、今日も好き。」
『、そうですか…。』
rd「…お返事ずっと待ってるんだけど、?」
『いつかお答えしますよ、多分』
rd「ハハ…ずっと待ってます…けど、ちょっとは照れて?」
『いつか、ね。』
rd「ズルいなぁ…ほんっと…」
急に言われるとちょっとドキッ、とするので…そちらもズルいですよ…とは調子に乗るから言わないでおいた
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リコ(プロフ) - 睡飴さん» コメントありがとうございます!お褒めいただき嬉しいです✨更新ゆっくりですが頑張らせて頂きます🙇 (4月25日 0時) (レス) id: 6aa704df5a (このIDを非表示/違反報告)
睡飴(プロフ) - 文才が凄い...夢主ちゃん人間じゃないのか..?更新無理せず頑張ってください!! (4月24日 9時) (レス) @page15 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
リコ(プロフ) - らむね@プリ小説もやってるよ!さん» コメントありがとございます! 感想とても嬉しいです、ありがとございます✨報告凄くありがたいです🙏今後気をつけさせて頂きます! (1月28日 0時) (レス) id: 6aa704df5a (このIDを非表示/違反報告)
らむね@プリ小説もやってるよ!(プロフ) - 絶対面白いじゃないですか……あ、オ/リ/フ/ラ立ってますよ〜 (1月28日 0時) (レス) @page2 id: e16c982c98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チツツツツツツス | 作成日時:2024年1月18日 22時