六話 私のご主人様は ページ6
ci「まぁ、色々あったんですよ。」
rb「だからそれを教えろって言ってんねん。」
ci「もー!そんなに急かさないでください!!」
ci「ま、対したことないですよ。いつも通り
レイ様がヒイロ様のことをいじめただけ…」
いじめ。
お嬢様が私に一番吐く愚痴。
それがヒイロ様からの嘘。
『…なにを……、お嬢様は一体なにをしたってッ…』
ci「あれ?いつも聞いてないですか?どんなことが気に食わないとか…まぁ、聞かなくても分かるんですけど!」
rb「チーノ、今聞いてるのは…」
ci「ヒイロ様のことを聞くならこっちも聞いていいでしょう?…ずばり、レイ様は王族の皆にチヤホヤされているヒイロが気に入らないんでしょ!」
レイ「…」
ci「はぁ…だんまりですか?」
ci「…まぁ仕方がないですよね〜…そんな凡人な許嫁で…ヒイロ様が羨ましくないわけ…」
…なんだこいつは…
なにも知らないくせに
全身の血が爆発しそうなくらい腹が立っている。
昔、あの時と同じ感じ…
私はこいつの喉を切り裂いて今すぐにでも黙らせてやりたい
手が出る寸前…
『っ!』
レイ「落ち着きなさい。私は大丈夫よ」
『ご、ごめんなさい…』
ci「あ、やっと喋った〜!早くそうなのか教えてください!」
レイ「ええ、全くそのようなことはないわ。あと、いじめたということも…」
ci「はぁ…結局嘘ですか…」
『お嬢様…』
私の一番近くて、離れている人。
憧れで、ただただ貴方になりたい。
なんにでも逆らえる、見ているだけで勇気をもらえるあなたに…
レイ「ありがと、Aに勇気をもらったわ。」
『へ?』
レイ「どうせ誰も話を聞いてくれないと思ってたけど…やっぱ反抗しないと私らしくないわよね!」
『!……お嬢様、大人ぶらないでください。』
レイ「そうね!…私、レイはいじめをしていませんっ!!…ね?そうよね、許嫁くん、ヒイロさん。」
許嫁「うん!!」
ヒイロ「なっ!私にお茶をかけたじゃないですか!?忘れたとは言わせませんっ!」
レイ「…ここで話しても埒が明かない。皆様、城で話しましょ。A、お茶の準備を。」
『はい、只今。』
確かに、お嬢様は子供っぽいけど…
頼りなくはないから。
…私の大事な、ご主人様だから。
・・・・・・・・・・・・・・
ハッピーバレンタイン
テスト期間だから更新遅くなります。
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リコ(プロフ) - 睡飴さん» コメントありがとうございます!お褒めいただき嬉しいです✨更新ゆっくりですが頑張らせて頂きます🙇 (4月25日 0時) (レス) id: 6aa704df5a (このIDを非表示/違反報告)
睡飴(プロフ) - 文才が凄い...夢主ちゃん人間じゃないのか..?更新無理せず頑張ってください!! (4月24日 9時) (レス) @page15 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
リコ(プロフ) - らむね@プリ小説もやってるよ!さん» コメントありがとございます! 感想とても嬉しいです、ありがとございます✨報告凄くありがたいです🙏今後気をつけさせて頂きます! (1月28日 0時) (レス) id: 6aa704df5a (このIDを非表示/違反報告)
らむね@プリ小説もやってるよ!(プロフ) - 絶対面白いじゃないですか……あ、オ/リ/フ/ラ立ってますよ〜 (1月28日 0時) (レス) @page2 id: e16c982c98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チツツツツツツス | 作成日時:2024年1月18日 22時