npl__DV【中編】 ページ3
「15分以内に帰らなきゃなの」
ha「は？！無理でしょ、最低でも20分はかかるぞ？！」
sh「無理ゲーですよ」
「走ればなんとか……て訳で、じゃあねごめんね！帰ったら連絡する！絶対！」
す「気ぃつけてな！！」
「(15分ピッタリ…)」
「ただいま･･･」
悠「10秒遅刻」
「え」
悠「俺、15分以内って言ったよな？」
「あ、雨で走りにくくて…」
悠「言い訳してんじゃねーよ！」
「うぐっ…！！」
悠「まだ教えたりないの？なぁ、聞いてんのかよ！！」
「ご、めんなさ…！？」
悠「薄っぺらい謝罪なんて要らねぇんだよ！！！」
「あ゛つ゛っ！！やめで……私が悪かっだがらぁ…！！」
悠「うるせーんだよ…」
「がはっ……ﾋｭ………はなっ……してぇ…！！」
悠「やめろ、そんな目で見んじゃねーよ」
「ごめっ…」
悠「チッ…めんどくせ、イライラする…！！のびてんじゃねーよコラ起きろ」
悠「あーもう！！雨にでも打たれてりゃ起きんだろ」
悠「あーだりぃ……濡れたじゃねーかよ…クソっ…！！」
「っ…」
sh「連絡来ませんね…」
ha「絶対するって言ってたのにね」
す「雨降ってるし心配やぁ…」
蘭「車出して行ってみるか…」
す「最悪な事になってへんとええけど…」
蘭「家のあかりはついてんな……」
ha「待ってあそこに倒れてんのって…！」
す「Aちゃんっ…！」
sh「すぎるさん傘……って行っちゃった」
蘭「hacchiタオル用意してあと後部座席倒しといて」
sh「蘭たん傘！」
蘭「ありがと」
す「Aちゃん！起きとるか？！」
蘭「すぎる、傘」
す「ありがとう………Aな、めっちゃ冷えてんねん、めっちゃ冷たいねん…」
蘭「気失ってんのかも。とりあえず車まで運ぼう」
す「蘭たん傘さしといてくれるか？俺抱っこしていくから」
蘭「あ……うん」
す「……首の跡やろ？」
蘭「うん…」
す「とりあえず家戻ろか、寒いし」
ha「おかえり、うわビショ濡れじゃん」
sh「拭いてください、冷えますから」
す「タオルとブランケットでくるんだって」
蘭「寝かせれそう？」
す「うん、OK、ほな行こか」
ha「っ！首…」
sh「は？嘘だろ…」
す「心痛むわ……」
蘭「出発します落ちないようサポートよろしく」
ha「任せて」
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作者名：小鳥遊 | 作成日時：2021年12月18日 1時
