内緒で付き合ってます

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江口side


翌日Aちゃんが言っていた通りプロデューサーと
不倫しているとの記事が出た。


空き時間にSNSを見ているとAちゃんの名前が
トレンドにあり見てみると案の定荒れていた。


不倫なんてするわけないのに。
みんなファンです！とか言いながら
全然Aちゃんのことわかってないじゃん。




勿論事務所は完全否定のコメントを出している。
…にも関わらず人って叩くんだよね。




たまたま一緒の現場で今、隣にいる
梅ちゃんなんてもうブチ切れそう。




梅原「ﾁｯ、なんでこんなオッサンなんだよ」






江「まあまあ…Aちゃんは不倫とかしないって」






梅原「それは知ってますよ。
ただAの初スキャンダルがこんなおっさんなのが
許せないんすよ」




あ…そっちなのね。まあわかるけども！





梅原「クソジジイキモイなマジで」





いや、梅原くん…口悪すぎない！？
誰かに聞かれたら梅ちゃんのイメージも悪くなるよ！？






江「まあまあ、梅ちゃんちょっと落ち着こう？」






梅原「落ち着けないっすよ。
ったく、俺が彼氏だったらこんな思い絶対に
させないのに」






江「……」





いや、なんかごめんなさい…。
でも俺もこんな思いさせたくなかったよ…。







江「…どうすっかなぁ。」






いざ”助ける”なんてカッコつけたものの
どうしたらいいのか、わからない。
マジで情けないな俺。






．





記事が出た翌日、事務所には沢山のマスコミがいた。



不倫しているって本当ですか！
御相手の奥さんとお子さんにはどう説明するんですか！
ファンの皆さんになにか一言！





やだ、何も聞きたくない…



私何も悪いことしていないのに、むしろ私の方が
被害者なのに。
どうして私だけが悪者になるの？





菜月「コメントは事務所から出したはずです！
個人的な質問にはお答えできません。
さ、行くわよ。」




「……」




俯きながらなっちゃんが運転する車に乗りこんだ。






菜月「A、大丈夫…？」





「……うん」





菜月「とりあえず今日はもう休みなさい。
明日はSnowManのYouTube撮影だけど来れる？？」





「うん、大丈夫」






菜月「わかった。無理はしないようにね。
明日また迎えに行くから。」




「……なっちゃんごめんね、」





菜月「Aが謝ることないのよ！さ、着いたよ。
とにかくもう寝なさい。わかった？」






「うん、おやすみなさい」







．

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