卒倒注意 ◻︎ ページ3
…
東雲side
ドンッ
「…ぇ、」
青「っ!なぎ!!」
赤「なぎ?おいっ!」
【 数分前 】
黄「なぎ、水分取れ。脱水症になる」
紫「そうそう、頑張るのは偉いけど、倒れたらだめだかんね?」
桃「休憩中も踊ってたし、休憩しなー?」
『へへ、大丈夫!まだまだ元気だし、皆と並びたいもん!』
青「…ぐは、」
ダンプラ動画の撮影中
珍しくミスを続けるなぎちゃん
何度も撮影を止めたのを気にしているのか、休憩時間も鏡に向かって踊り続ける
流石にまずいと思ったメンバーがやんわりと休憩するように促すけど、頑なに踊り続ける
休憩も終わって、撮影再開
移動で横を通るなぎちゃんの額には尋常じゃない量の汗が光っていた
声を掛けたいのをなんとか堪え、休憩明け一発目を完璧に踊り切った
後ろにいるなぎちゃんに声を掛けようとした途端、なぎちゃんの体が大きく傾いた
【 現在 】
床に体を打ちつけるようにして倒れたなぎちゃん
突然のことに固まる私と対照的に、すぐに駆け寄ったのは宮舘くん
赤「照、人呼んできて。ふっかは氷。あとマネージャーに誰か連絡入れて」
『…っ、りょ、たく、』
赤「喋んなくていいよ、辛いでしょ」
『っ、ごめ、なさ、っ、』
なぎちゃんの事を横抱きにして、離れたところにあるソファに寝かせ、何か
語りかける
肩に手をかけられ、振り向くと心配でか、不安でか、涙を目に浮かべた向井くんとラウくんだった
不安になるのも無理はない
突然倒れて、しかもその姿が今にも消えそうなくらい弱々しいから
…
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作者名:もも | 作成日時:2024年3月27日 21時