6滴 ページ7
◇◇◇◇
ーnk視点
「人がいない時だけね…?」
そう彼女が言った瞬間
ぶわっ
と甘い甘い香りが辺りに広がった
溢れる感情を抑える術はなく、そっと彼女の首筋に顔を埋める
あまい。あまい
やさしくて、ふわふわする
ぐっと歯を立て彼女の甘い甘い血を吸う
こんなに甘くて濃厚な血液は初めてだ
さすがアネラ家の一級品…
プハッと口を離す
夢中になって結構飲んでしまったが
Aちゃんは嫌な顔をするどころか糸が解けたような顔をしている
「ちょっとぉ〜?ナカムくん〜?俺の存在忘れてない?」
「ああ、ごめんキリヤン。美味しかったよ」
にっこり笑ってみせる
ああ、本当に美味しかった
「はあああああああ?いいし、俺も吸うし」
と言ってキリヤンは俺が吸った反対側で彼女の血を吸い始めた
2人が飲んでも大丈夫なんて、本当に血が多いんだな彼女。
なんて無責任に考えながら2人を眺める
キリヤンはねちっこいからなあ〜
まだまだ満足しきれないキリヤンは背中に腕を回しがっちりホールドしている
吸血鬼と契約を交わした人間の血は美味しいってよく聞くけど
契約する前からこんなにも甘くて癖になるなんて…
これは…みんな顔にも中身にもそして血にも虜になっちゃいそうだ………
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るい(プロフ) - ラべシワさん» ラベシワさんコメントありがとうございます!3月からまた投稿を再開する予定なのでもうしばらくお待ちいただけると嬉しいです。レス遅れてすみません。 (2月16日 2時) (レス) id: 5dd37cc60d (このIDを非表示/違反報告)
ラべシワ - 凄く好みの小説です。本当にこのあとの続きが気になります。るいさん投稿頑張って下さい (1月16日 23時) (レス) @page5 id: 8585bd908d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るい | 作成日時:2023年12月7日 17時