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ラ「Aちゃんこの前大丈夫だった?」
「この前?」
ラ「うん、ディナークルーズの日!
めちゃくちゃお酒飲んでたし」
菜「フラフラだったもんね笑」
目「俺と康二が連れて帰ったよ」
「そうそう、2人にかついでもらって…笑」
いつも通りみんなでお昼ご飯。
隣に蓮がいて、その隣に康二くん。
目の前にはラウールくんと菜月。
菜「美容師の彼、怒ってた?」
「あ、そんなに…怒ってなかったかな」
目「俺ら帰った時には舘さんしかいなくて翔太くんいなかったよね?」
「ああ、うん、そのあとすぐ帰ってきたよ」
目「俺もすぐ帰ったし、大丈夫だったの?康二」
向「えっ?俺?あー、うん、あんま酔ってへんかったし、風呂はいってすぐ寝たんよ、な?」
「うん、全然!なんともなかった!」
菜「…そう?ならいいけど…。」
学校が終わったあとの帰り道、今日は菜月とふたりで
舘さんのお店に寄った。
菜「ねえもしかして美容師の彼に言えないようなことでもあったの?」
「えっ!?」
菜「ビンゴ?」
「言えないことっていうか…もう言ってあるんだけど…」
宮「いらっしゃい、これ、今日ケーキ崩れちゃって出せないやつ。サービスね?」
「うわあ、一瞬見ただけじゃ全然崩れてないのに…美味しそう。ありがとう舘さん!」
菜「私にまで…ありがとうございます」
宮「康二は結構気にしいだから、普段通りに。何も言わないでやってね?」
菜「えっ…?」
宮「ごゆっくり〜」
意味深なことを言って去っていった舘さん。
なんかあったって言ってるようなもんじゃんね?
こうして目をキラキラさせて言ってみ?みたいな顔してる友達がいるし。
菜「ん、激ウマだねこのケーキ」
「うん、さすが舘さん。美味しい」
菜「それで、何があったの?」
「ちょっとした事故だよ、何ともないし」
菜「何、酔っ払って彼氏と間違えてチューしちゃったとか?」
「ゴホッ...、別に間違えたわけじゃ…事故だって」
菜「ははーん、それでお互いよそよそしいのね?
なんか…かわいいね。笑」
「バカにしてる?笑
お互い何も思ってないし、何もないんだってば」
時間が経てば何もなかったことのようになるし
そもそも本当に事故だったんだし
気にするようなことじゃないよね
というか気にする方が変か…。忘れよう!
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のりぞー(プロフ) - えええーーーー!!Σ(Д゚;/)/なんだか、悲しい…すごく続きが気になりますが、すでに泣きそうで…(>_<)更新、楽しみにしています。 (3月26日 20時) (レス) @page50 id: d71bdacb2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年2月12日 22時