124. ページ26
.
時が過ぎるのは早いもんで、もう翔太が日本を出発するのは明日。
日本での仕事はほぼ終わってて、3日くらい前から休んでるみたい。
先手を打たれて学校まで送る、って強制的に行かされたから私は休むことできなかったけど…。
出発も平日だったから、この日はどうしても譲れないと思って今日と明日だけは翔太も学校休むのを許してくれた。
渡「本当にどっか行かなくていいの?」
「どこか行きたい場所あるなら行くよ」
渡「いや、Aが」
これといってやることもなかったし
今日で当分会えなくなるからって思い出作るのもなんか違うなって。
「こうして翔太と家でダラダラしてるのも悪くない」
2人が寝転べるくらいの大きなソファで、
翔太が奥、私が手前で寝そべってなんとなく映画を見てる私たち。
渡「お前がいいならいいんだけど」
「ねえ翔太」
渡「何」
「なんか手つきがおかしい」
渡「映画に集中しろ」
真面目に見てるのに、翔太の手が私の服の中にあるからどうも集中できない。
「集中したいのにできないから言ってるんだけど」
渡「目の前に好きな女がいてこんな触り放題の服装して触らない男はいないっしょ」
「…喜んでいいの?それ」
キャミソールにスウェットのショートパンツ。
薄めのカーディガンは羽織ってるけどほぼ意味なし。
翔太しかいないからいいやと思って油断してた。
いつ誰が来るか分かんないのに…
そのまま映画なんてもう集中できないまま、結局雰囲気に流されて1回戦どころじゃ終わらず気付けばもう昼を超えていた。
疲れ果てたのか爆睡の翔太。
「ふふ、子どもみたいだな…笑」
寝てる間に遅めの昼食の準備。
今日は舘さんとふっかさんが店早く切り上げて餃子作るって言ってたな…
無難にオムライスにしよ。
作り終わった頃にタイミングよく起きた。
渡「めちゃくちゃいい匂い…」
「あ、起きた」
渡「うわ、ごめん、寝てたか」
「食べる?ってか作っちゃったけど」
渡「うん、朝食ってないまま動いたからめっちゃ腹減ってるわ」
「今日みんな仕事終わってから来てくれるって
舘さん餃子何個作るんだろう笑」
渡「作っても作っても足りないな、たぶん
いただきまーす」
「何個かヤバいの入れたいよね」
渡「マジで俺そういうの当てるからやめて」
830人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆきだるま@omi(プロフ) - 気付かずにすみません、ご指摘ありがとうございます!💦 (3月28日 1時) (レス) id: e0493104b1 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ - 正しくは『外し忘れてますよ💦』です。実在してる方のお名前をお借りしている以上、外すのがマナーとなっておりますのでご協力のほどをよろしくお願いいたします🙏 (3月27日 20時) (レス) id: c5e9355c9b (このIDを非表示/違反報告)
しぃ - オ/リフラ外して忘れてますよ💦 (3月27日 19時) (レス) id: c5e9355c9b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年3月27日 17時