┊第12話 ページ12
イメージトレーニングは完璧だったけれど、さすがに初プレイで大活躍！なんて訳には行かなくて、私は大人しく先人達のお零れに与りながら、クリアを目指していた。
すれ違った人に「地下空いてますよ〜！」と報告してもらったので地下に向かって走っていくと、途中で見える青鬼のスキン。
急いで来た道を引き返して、私は部屋に入って廊下の声が聞こえる位置で息を潜めた。
するとそんなしないで動画で聞きなれた大きな叫び声が聞こえる。
「わぁああああぁ！！！！！」
らだくんのだ。 どうやら地下から上がってきたところを青鬼に見つかったらしい。
さすがにこっちまで来ないでしょ。と思い、出ていくタイミングを伺っていると、扉の開く音がした。
『…はっ？』
「うっわ、やべ、先客、ごめんなさーい！！！！！」
と叫びながら来るのはらだくん。
『ばか！！！！！ なんでこっち来るの！！！！』
咄嗟にそう叫ぶ。
「誰が馬鹿だ！！！！！」
と叫び返されたが、そのあとすぐにらだくんの声で「えっ？」と聞こえた、しかし次の瞬間には部屋に入ってくる青鬼。
残念ながららだくんの言葉の続きを聞く前に2人とも倒されてしまった。
初期リスに戻ったので私は大人しくまたチェストを開けに走っていった。
…
……
(rd side)
もはや何回目か分からない視聴者参加型の青鬼ごっこ。
いつものように始まって、いつものように視聴者と喋りながら撮影を進めていた。
大きな問題等も起こらず、撮影も順調。
いつも通りクリアを目指してプレイする。
地下から羊毛をゲットして、とりあえず待機しておくか、と階段を駆け上がっていると、下から青鬼に追いかけられる形になった。
咄嗟にいつもの叫び声が出る。
このまま階段を登ってもどうせ捕まってしまうだろう、と登った先の部屋のドアを開けると先客がいた。
咄嗟に謝ったが、『ばか！！』と罵られる。 咄嗟に言い返したがそう言ってきた声は何故か聞き覚えがあった。
口から漏れ出た疑問の声の続きを紡ぐ前に俺を追いかけて部屋に入ってきた青鬼に倒される。
残念ながら復活ゲーム送りになり、1人で立ちすくんだその場所で俺はさっき聞こえた声を思い出した。
なんで、いるんだ。 いや、そもそも聞き間違いじゃ。
なんて、色んな考えが頭の中を渦巻いたが、考えても仕方ない、と判断して、俺は弓を握った。
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とろとろ(プロフ) - ほんとに好きです…❕💗ご無理のない範囲で続きが見てみたいです！ (7月8日 11時) (
レス) @page20 id: a4693b188c (このIDを非表示/違反報告)
一 にのまえ - 更新頑張ってください！ (2023年3月25日 14時) (レス) @page17 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - mikuさん» mikuさんコメントありがとうございます…!! とても嬉しいお言葉です；； (2023年3月22日 14時) (レス) id: a05117c823 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - みのさん» みのさん、コメントありがとうございます~!! 頑張ります…!! (2023年3月22日 14時) (レス) id: a05117c823 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - うあぁ、早く続きが読みたい!!ってすごく思いました!!めっちゃ好きです笑。作者さんのペースで頑張ってください!!更新楽しみにしてます！ (2023年3月21日 22時) (レス) @page15 id: 98c979cc2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ | 作成日時：2023年2月8日 16時
