┊第20話 ページ20
少し仕事が早めに終わったため、私は会社近くのカフェで時間を潰していた。
中林くんは緊急の対応が入り、30分程度遅れる、と事前に連絡をしてくれていたため大人しく待っていると、こちらに向かって走ってくる見覚えのあるシルエット、中林くんだ。
「A先輩！ お待たせしました！」
『待ってないよ〜、お疲れ様。』
肩で息をしているところを見るにどうやらかなり急いで来てくれたらしい。 なんなら30分って言われてたのに15分ぐらいで来た。
中林くんは態度や言い方こそ雑な面はあるが、時折犬のような部分がある。
そんなところを見るとなんか親戚の子みたいな気持ちになる、私も歳をとったな…
中林くんの息が整ってからカフェを出て、中林くんの後ろを着いていく。
「美味しいとこがあるんすよ。」と言って、楽しそうに歩く中林くんは、私には少し眩しかった。
…
……
中林くんに案内されたお店は、個室とカウンター席のある居酒屋で、私たちは個室に通された。
こじんまりとしているが雰囲気も良く、メニュー表に並ぶお酒も料理も美味しそうだ。
『初めて来たけどいいお店だね、会社からそんな離れてないところにこんなお店あったんだ。』
「そうでしょう、そうでしょう！ 俺のおすすめは唐揚げっすよ。」
何故か少し自慢げな中林くんに笑いながら、おすすめだと言われた唐揚げと名前を見て気になったお酒を頼む。
ちらりと中林くんの方を見れば、見たことない顔で笑っていた。
そんな、幸せで仕方ない、みたいな顔。
会社でしか会ったことのない中林くんと、初めて来た場所にいて、2人っきりで、そんな顔されて。
…私はどうしたらいいんだ。
突然緊張してきて、まだ中林くん側の注文を聞いていた店員さんに、「すみません！」と声をかけてお酒を追加注文する。
飲まないと、耐えられない、この空気。
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お久しぶりです。
新生活が始まり、生活がガラリと変わった影響でなかなか時間が取れませんでした…
これからも前ほどの更新頻度は難しいですが、頑張っていきますのでたまに覗きに来てくださると幸いです！
続く (更新停止中)
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とろとろ(プロフ) - ほんとに好きです…❕💗ご無理のない範囲で続きが見てみたいです！ (7月8日 11時) (
レス) @page20 id: a4693b188c (このIDを非表示/違反報告)
一 にのまえ - 更新頑張ってください！ (2023年3月25日 14時) (レス) @page17 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - mikuさん» mikuさんコメントありがとうございます…!! とても嬉しいお言葉です；； (2023年3月22日 14時) (レス) id: a05117c823 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - みのさん» みのさん、コメントありがとうございます~!! 頑張ります…!! (2023年3月22日 14時) (レス) id: a05117c823 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - うあぁ、早く続きが読みたい!!ってすごく思いました!!めっちゃ好きです笑。作者さんのペースで頑張ってください!!更新楽しみにしてます！ (2023年3月21日 22時) (レス) @page15 id: 98c979cc2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ | 作成日時：2023年2月8日 16時
