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「...」
私はグッと上を向いた。
涙...引っ込んで...
こんな顔でお別れは嫌だ...
頑張れ私
晴人「なにしてんの？」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ドキッ...
「高梨くん...！」
晴人「あ、ドリンク取りにきたのか」
「は、はい...」
そういう高梨くんは鞄をもっていた。
「高梨くん、帰っちゃうんですか！？」
晴人「あー、うん、俺この後引越し準備するしアイツらは送別会って雰囲気じゃないしな 笑」
「そ、そうなんですね...」
じゃあ、ここで本当に最後...
晴人「まぁ、一生会えないってわけじゃないしな」
「...はい」
晴人「田中も亮と前より話してるみたいで安心した。良かったら仲良くしてやってよ」
「...はい」
これできっと、もう会うことはないのだと
そう思った瞬間
今まで心の中に貯めていたものが一気に真っ白になっていって
何も考えられなくなって
私は...
晴人「頑張れよ、田中」
彼が背を向けた瞬間
「高梨くん...！」
彼を引きとめていた。
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作者名：セピ力
| 作成日時：2024年3月19日 23時
