吹っ切れた ページ11
(半年前)
関田side
___
彼女との出会いは、大学の友達の紹介だった。
容姿は特に惹かれず、
紹介された彼女をAと比べるばかりだった。
何度か、数人で集まり
話す中で、会話のテンポが合うなと感じるようになってきた。
そんな中、彼女が話の流れで、聞いてきた。
彼女:関田さんは、運命を信じますか?
関田:んー、信じてると思います。
昔から、切れない縁や強い繋がりを感じるって人はいますね。
彼女;そうなんですね。私は、あまり信じないです。
関田:なんでですか?
彼女:そうですね...伝えられるかは、難しいですけど、
運命って作り話だと思うんです。
後から結果を振り返って、その過程の物語を
運命って名付けてるだけだと思うんです。
関田:.....
彼女:その時、運命的だなぁって感じても挽回効く!って考えてます。
だから、作者によります、運命かどうかは!
くすっと笑いながら、話す彼女
俺は、そこで納得してしまった。
俺とAが守り続けてる約束も
仲間で居ることも
全部、俺たちが作り上げたもの。
あんなにタイミングも時間もあった中で、そうならない選択をした。
行動に移しきれなかった結果が、今。
それを運命にしたのは、俺たち。
約束や夢に雁字搦めになって、苦しい日々は、
もう、いやだ。
俺は、Aを傷つけてしまう。
Aの顔も見れないかもしれない。
未練がないはずがない。
この選択をしたことに、これから先、
後悔することなんて、
容易に想像できる。
それでも、
俺には、
仲間としてのAが欠かせない。
俺だけじゃない。
このチームには、Aは必要だ。
A、
今まで、本当にありがとうな。
これからも、よろしくな。
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←大先輩の力量
61人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Lily | 作成日時:2023年11月28日 19時