検索窓
今日:27 hit、昨日:9 hit、合計:5,017 hit

選択 ページ8

石川side
___





A:.....約束したから






石川:.....一緒に日本バレーを変えようって?

なんとなく、Aさんの言うことが分かった

A:今、大事なのは、関さんとチームメイトであるということ。

石川:...

A:関さんだけじゃない。
今、このチームは、一番、メダルに近い。

静かに、でも力強く、Aさんは言う。

A:このチームを支え続けるのが、私の夢。
それ以外は、保留!

暗い雰囲気を一掃しようと、保留!と声を張って言う

石川:Aさんらしいね。1本に集中するとこ

A:この選択をした私に対して、それを尊重し続け、
仲間で居ることを選択した関さん。

石川:去年、代々木に、
彼女さん連れてきた関さんは、
そういう選択をしたってことか。

A:その選択が、間違ってなかったか?って聞いてたってことです。

石川:.....

A:なに〜

石川:だって、そんなの関さんが決めたわけで、
Aさんに聞くのは、違うじゃん

A:関さんの癖。

石川:あぁ〜

日頃の関さんを思い浮かべた

石川:確かに、関さん、練習でも逐一、Aさんと確認するよね。

A:そうそう、その延長かなーって

石川:でも、今の状況、きつくないんですか?

A:うーん、つらいと認めてしまうと、約束が違うからね。
そうならない選択をした。

私は、関さんと手を取ることはできないけど、
好きで、それだけで、十分なんです。

というより、それで十分になった、ってのが正しいかな。

石川:...

A:祐希さん、心配してくれてありがとうございます。
でも、私にとって、一番大事なのは、このチームです。
このチームで、メダルを獲ることです。

いつものセリフをお願いしますよ、キャプテン。

また、雰囲気を明るくしようとする、Aさん


試合前も、試合中も、試合後も
いつも俺がみんなに伝えていること
それは...


石川:無理やり話を終わらせてるよね?

A:いいじゃん!
こっちは、もうすぐ伊藤さん来そうで、震えあがってるんだから!

時計をチラチラ見てるなって思ったら、そういうこと(笑)

石川:はいはい...
じゃあ、

色々言いたい気持ちをくっと堪えて、Aさんの方に、
こぶしを向けて言う。

石川:一本、集中していきましょう!
Sup!

石川・A:しゃあ!

二人でこぶしを上げて、いつもの掛け声をする。

半年前→←遡る夢



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
61人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Lily | 作成日時:2023年11月28日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。