検索窓
今日:37 hit、昨日:9 hit、合計:5,027 hit

半年前 ページ9

小野寺side
___

日本代表と言っても、所詮、男子の集まり。
目の前でふざけ合う、日本一の選手たちを見守りながら思う。

スタッフたちのミーティング中、自由に練習と言われたものの、
笑いの絶えない、バレーボール遊びになってきてる(笑)

Aの鬼瓦が想像できる...

そろそろ、止めようかな〜
なんて思ってたら、時はすでに遅し。

A:西田!藍!健太郎!

あぁ、振り向きたくない...

こういう時、なぜか、ブラン監督まで
こわい、こわいという顔をしてる




Aに怒られ、午前練習は終わったけど、
午後練前に、事件が起こる。

Aと祐希と飯食い終わって、体育館へ向かってると
廊下で、女の子と話す関さんを発見した。

関さんが女子といるのが、珍しすぎて
怪しんでると、

関田:あ!ちょうど良い!

俺たちを見つけた関さんは、手招きをして、俺たちを呼ぶ。

A:え?

関さんの、ちょうど良いってセリフが気になったのか、Aさんが反応する。

関田:紹介します。今、お付き合いさせて頂いている、彼女です。

自己紹介をする彼女を、驚いて見つめる祐希

そして、
パッと明るい笑顔を作って挨拶するA

A:みんな、背が高くて騒がしいけど、良い人ばかりだから
よろしくお願いいたします!

彼女さんに、俺たちのことを紹介して仲良く話すA

続々と、選手たちが戻って来て、挨拶をし合う関さんの彼女とメンバー
そんなどさくさ紛れて、Aさんは、準備があると
先に中に入っていった。

そんなAの後を、誰か追っていたような、いないような?
曖昧な記憶。

ハッキリ覚えてんのは、ただ、なんとなく
関さんに対して、怒りを感じたこと




石川:そうだったな

俺が話終わると、祐希はそっと、相槌を打った。

石川:Aさん、しんどかっただろうな

小野寺:多分ね。今思えば、A、あの場から逃げたんだよな

石川:うん、あの時、俺知ってたんだよ
Aさんが関さんのこと好きなの
でも、何も声掛けられなくて、ただバレーの話をしてた

小野寺:俺、Aの力になれんかったなぁ
話聞いてやれれば、もっと違ったかなぁ

石川:しょうがないよ、知らなかったんだから
でも、どうだろう。
どちらにせよ、Aさんの選択は変わらなかったかも

それより、会話、聞かれてたことの方にびっくりしてるんだけど。
いつからいたの。

小野寺:俺には、センサーついてんの

石川:Aさんの?

小野寺:いや、ドラマの。

大先輩の力量→←選択



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
61人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Lily | 作成日時:2023年11月28日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。