65話 ページ15
「コネシマはあの街に残ります…と」
「ありがとなショッピ」
「そういやシャオロンと…えーショッピ?は知り合いなん?」
「結構前 荷車の下敷きになってる変なやつがおって、助けたのがショッピ」
「這い出る気力もなくそのまま死ぬところでした」
――まぁそれは置いとくとして…
コネシマからの手紙が届いた。確かに、トントンの街に来る魔物を払うのは忘れちゃいけん
でもなんか…旅って言う感じ なくなったなぁ
元はオレのせいやけど。
「あとこれ、どこに届けりゃええんかわからないんすよ」
「どれ〜?」
「ほれ、Aさんって人の手紙なんやけど場所わからん」
「あ〜俺らも知らんねん…まぁ預かるわ、さんきゅーな」
「へい」
「とりあえず、じいちゃんにも聞いてみるわ。Aちゃんのこと」
「おう」
……シャオロンもおらんくなってもうた。
やることないから服のボタンいじってみる
…
口笛をふいた
……。
首かゆい
腕立てした
…本を手に取る
あ、読まれへんねやった
鳥の鳴き声。
―――…消えてもうた
…パンのええ匂い!
ロボロが焼いてるんやろな
腹減ったなぁ、行ってみるか
……一人じゃ歩かれへん…
手を前に伸ばす
あ、この辺ぬくいな
日なたやなここ。今日は晴れか〜
A会いたいなぁ…
いつ会えるかな、二週間とかかな
…頬 キスされた……
また勝手に顔がニヤけて、ギュッ…て胸が痛くなる
この感覚苦手やったけど、今はそうでもないな
……あれ
Aって
どんな顔やったっけ
――いいや忘れるわけがない、てか思い出せたし
見たいなぁ…
Aの顔も、綺麗な目も
……魔物、もう消えてくれへんかな
――足音する?
ガチャ…
「ゾム〜来てやったぜー」
「カイザーさん!暇すぎて死ぬところやったわ」
唯一の救いが来た…
視覚がないだけでほんまに辛い
そのおかげで、というか耳も鼻も触覚も良くなった気がする。他に頼るしか無いからな。
「何だその顔? あ、あの嬢ちゃんとの妄想たぎらせまくってたのか!」
「そうや」
「…なぁ、ゾム。また剣を振る気はないか」
「オレに何が出来るっていうねん…もう見えへんねんで?わかっとるやろ?」
「別に、お前からしたら「だからなんだ?」って話かもしれないが聞いてくれよ」
「わかった」
暇やし。
今はどんなつまらん話でも聞いたるで
カイザーさんは、ゆっくり、思い出すように話し始めた
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天然記念ゴミ(プロフ) - ーーーさん» (^_-)-☆ (3月19日 2時) (
レス) id: bde2ec8f8b (このIDを非表示/違反報告)
ーーー - つ、つづきをくれーーー (3月18日 20時) (レス) @page26 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
こーど - めちゃ好き…面白いのになぜ伸びない… (12月28日 23時) (レス) id: 65133e32a9 (このIDを非表示/違反報告)
nu(プロフ) - 好きです…ありがとうございます……更新待ってます…！！ (12月27日 14時) (レス) @page8 id: b0397f8cd1 (このIDを非表示/違反報告)
アスカミ - 天然記念ゴミ様の別の作品の、「一目惚れ悪魔と，，，(略)」の転生モノだと思っていて…今回ようやく気付いて。それは出会っていなかったようなものなので… (12月25日 18時) (レス) id: 6edaad17fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天然記念ゴミ | 作成日時：2023年12月24日 15時
